それだから負けたんだよ今日の野球(反省文) 〜アクマの存在〜

昨日、5年ぶりに野球の試合に出場した。

 

初めてのチーム、ボクは助っ人で参加したため、知り合いは一人だけ。

 

勝利に貢献できずに終わってしまった。

けれども、学べたことがある。

 

それは、

「目的を達成するためには、その目的のための行動するべきだ」ということ。

 

逆に言えば、ボクたちは達成すべき目的があるのにもかかわらず、しばしば気づかずに逆効果の行動をしている。

 

 

そもそも

試合をするからには目的は勝つことである。

練習試合ならば話しは別だが、

昨日の試合は公式戦だから目的は勝つこと。

 

 

だけれどもボクたち人間は、時として 

「試合の結果よりも、自分自身が活躍することを優先してしまう」ことがある。

 

 

そして昨日の試合でも実際にそれは起こった。

ボク自身に。

 

昨日の試合を振り返ってみる。

 

 

あまり点が入らない、いわゆる投手戦だった。

 

 

ボクはホームランと間違えるくらいの特大のファールボールを打った。

一番サードで出場した最初の打席の最初のひと振りでだ。

そのとき聞こえたのは、

 

「うぉー、いまの打球ヤバいな」

 

凄い凄い という自チームと相手チームの選手の

声に、ボクは気分が良くなってしまい、

自分の役割を忘れた。

 

一番バッターは出塁することが目的である。

 

それなのに

ホームランだけを狙った、

 

結果は平凡なフライアウト。

 

これくらいならまだ良かった。

 

 

次は、同点でいた中盤。

次の点を取ったチームが

一気に流れをつかむ重要な場面。

 

 

勝つためにボクがすべき行動は

出塁すること。

ピッチャーは疲れ気味でコントロールが乱れていた。

 

カウント3ボール1ストライク

フォアボールで出塁できる確率が高い状況の中

ボクは思った。

 

「せっかく来たのだから、ヒット打ちたい」

 

その欲求に負けて、

ストライクかどうか微妙なボールに手を出し、

 

結果は打ち損じのサードゴロ凡退。

残念な結果に終わった。

 

 

 

そして最終回、守備の場面

チームメートのお陰で1点差でリードしていた。

2点取られればサヨナラ負け。

抑えれば勝ち。

 

味方のピッチャーは疲労のため、

もう限界が近い状況。

 

一方で、ボクはまだまだ元気な状況。

 

 

ボクは思った、

「ボクが投げたら、いまのピッチャーよりは抑える可能性が高くなるな」

 

 

同時に思った、

「もし投げて負けたらボクのせいになるな」

「5年ぶりに野球するのに、しゃしゃり出てきたら生意気かな」

 

 

そして、ボクは交代できるという声をかけなかった。

 

 

結果、チームは2点を取られて敗北。

 

 

全てが終わった後、

後味の悪い気分の中で、

↑↑↑のいくつかの場面を振り返った。

 

 

試合で勝つためには

・自分が塁に出ることにこだわるべきだった。

・ピッチャー交代の進言をするべきだった。

 

出てきたアクマは2人

・欲しいアクマ

・避けたいアクマ

 

欲しいアクマの望みは

☆自分が打ちたい

☆ホームラン打って凄いと思われたい

 

避けたいアクマの望みは

☆自分のせいで負けた と思いたくない。

☆しゃしゃり出て生意気な奴 と思われたくない。

 

 

そう、ボクはあのときのアクマに洗脳されていた。

悔しい。

みすみす勝利を逃してしまった。

 

 

さて、野球の話から離れよう、

 

 

 

そういえば、

この2人のアクマは野球以外の場面でも良く出会う。

 

とりわけ、避けたいアクマの出現は、

ほぼ毎日といってもいいかも知れない。

 

一番多いのは仕事の中で、

他にも日常生活のあらゆる場面で出会う。

 

そのほとんどは、他人と一緒なにかをしている時だ。

これらのアクマは、ボクに本来の目的とは反対に作用する行動を起こさせる。

 

 

仕事をする中で、どんな業務にも

それをする理由があるはずで

それらの理由は最終的な目的に深く関係している。

本来なら目的に忠実に行動するべきなんだろう。

 

けれども、毎日のようにアクマと出会い、

目的のためにやるべきことと反対の行動を取る。

 

誰か、「それボクもワタシもわかるわー」って人いないかな。

 

結論は出ないが明日も仕事は続く。

 

ではまた。